乳がんの化学療法

乳がんの化学療法のメリット

乳がんは他のがんと比べて進行がゆっくりとしているようです。
目に見えるほどがんが成長するには、何年も掛かってしまうように、進行が遅い特徴があります。

しかし進行が遅いから乳房でがんが見つかっても、
他の臓器等に転移することはないとは言いきれません。
リンパを通じてがんの細胞が体をまわって行っているかもしれません。
そのため、抗がん剤を使って化学療法を行ないます。

化学療法は、血液やリンパ管を通して全身に散らばってしまった可能性のある
目に見えないがん細胞を、薬で攻撃する全身治療です。
抗がん剤を使った化学療法では、がんになる前に手を回しがんを防ぐ役割があるのです。
再発に可能性を一気に下げる働きがあります。

乳がんの化学療法のデメリット

しかし化学療法には大きなデメリットもあります。
化学療法で使用する抗がん剤にはかなりの強い副作用があります。
抗がん剤の種類、その人の体質によっても、副作用の受け方は異なります。

「アンスラサイクリン系」の抗がん剤を使用すれば白血球の減少、吐き気や嘔吐、心筋障害、
脱毛等の副作用を感じるようになります。
「タキサン系」の抗がん剤を使用すれば白血球の減少、脱毛、むくみ、痺れ等の副作用を感じるようです。

抗がん剤の使用では正常な細胞にもダメージを与えてしまいますので、
色々な副作用が出てきてしまいます。
多いのは吐き気や嘔吐、脱毛です。
抗がん剤を使用すればほとんどの人が脱毛を経験します。

残念ですが、この脱毛をとめることは出来ません。
今のところ脱毛に効く薬も開発されていません。
閉経前の患者さんであれば化学療法によって生理が止まってしまうこともあるようです。